希少種の救護

このページをプリント

希少猛禽類の救護活動・死因究明

オジロワシの治療

環境省事業として傷ついた希少猛禽類の保護、治療、リハビリテーションを行っています(※)。
さらに、回復した個体を野生復帰させ自然環境下での行動生態を明らかにするため、ラジオテレメトリーによる追跡調査を実施しています。

また、回収された希少猛禽類の死体については、病理解剖をはじめとする様々な検査を行い、その死因究明に努めています。回収された個体の多くは、人為的な影響で死亡していることが多く、とくに交通事故、感電事故、鉛中毒、発電用風車との衝突事故(バードストライク)などが大きな割合を占め、早急なる予防対策が必要とされています。

※希少猛禽類の救護活動については、「種の保存法」で指定された種(特に国が保護増殖事業を行っているシマフクロウ、オオワシ・オジロワシ)についてのみ餌や治療費の一部が環境省からもたらされているに過ぎません。

専門治療に必要な各種医療機器や、上記に該当しない傷病鳥の治療に必要な医薬品や餌そして治療費(手術費を含む)は、国内外の研究機関との共同研究、各種指導業務、講演会や著書による収入などを充てながら、私達が独自で捻出しております。

ドクターカーを使った救急搬送

ガス麻酔や電気メスを用いた外科手術

ICU内で入院中のシマフクロウ

大型フライングケージ内でのリハビリテーション

オオワシの野生復帰

PAGE TOP↑