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ハトよりも小さなタカ ハトよりも小さなタカ、ツミが保護されました。建物と衝突して脳震盪を起し、右翼も打撲していましたが、幸い命には別状ないようです。 しばらく安静にさせた後、試験飛行をさせてみました。50mほど低空で飛ぶ事はできるのですが、とても獲物を狩ることができる状態ではありません。 |
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小さいけれど確かに猛禽 鋭い爪にカギ型のクチバシ、そして鋭い眼差。身体は小さいものの、しっかりと猛禽類の特徴を備えています。 ツミはとても神経質な鳥で、ちょっとした物音や人間の気配を察して暴れ回ってしまうため、静穏な個室でしばらく安静にさせ、無人カメラを介して遠隔的に観察を行う事にしました。 |
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しばらく個室で安静に 入院室に入れたものの、打撲した右翼を顧みず、飛び回ろうとしてしまうツミ。状態をこれ以上悪化させないため、特殊なテープで翼を固定し、一週間ほど安静にしてもらいました。 現在、飼育室の環境にも慣れ、自分の体重近くもあるウズラの肉を好んで食べています。野生復帰の訓練を再開する前に、太りすぎない程度にしっかりと栄養補給をしてもらう事も大事です。 | ||
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ようやくリハビリ再開! ようやくギプスを外されたツミ。今日から少しずつ羽ばたきの練習を再開しています。翼の動きも良くなり、一安心です。 冬将軍が訪れる前に、狩りに必要な飛翔能力を取り戻さなくてはなりません。これから数日おきに止まり木の位置を計画的に変え、様々な環境に対応できるように身体を鍛えてゆきます。 |
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幸せの一瞬 飛翔能力を取り戻し、ようやく野生に戻る日を迎えました。秋晴れの日の夕方、周辺にカラスがいなくなったことを確かめ、釧路湿原近くの林に向けて放しました。 そっと草の上に置かれたタカは、一瞬戸惑ったように静止した後、思い出したように力強く羽ばたいて大自然の中へと帰って行きました。 |
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お礼だったのでしょうか? ヤナギの梢に止まったツミ。数秒間のシャッターチャンスは治療に対するお礼だったのかも知れません。 再び自由の身となったタカは、器用に枝を縫うように飛翔し、湿原の奥深くに姿を消しました。 間近に迫った厳しい季節を乗り越え、どうか頑張って生きて行って欲しいと願わずにはいられません。 もうカラスに見つかるんじゃないぞ! |
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