希少野生生物に関する会議
（ロシア・サハリン)
オオワシなど、日本とロシアに生息する希少野生生物の保護に関する会議のため、半月の間に2回もロシア・サハリンに行ってきました。日本側からは越冬地におけるオオワシの現状と保護活動について紹介し、ロシア側からは繁殖地の現状について報告がなされました。
会議終了後、サハリン州の州都ユジノサハリンスクの市街を散策しました。近年の石油天然ガス開発の影響で、近代的なビルが造られるようになってきているものの、少し裏通りに入ると、未だペレストロイカ以前の古びたアパート群が立ち並んでいます。
ユジノサハリンスク駅の裏手に、各種の列車車両が展示されていました。 こちらはロータリー式の除雪車。半年以上雪に閉ざされる北国ならではの重装備は迫力満点です。
冬がもうすぐそこまで来ていました。自由市場に並ぶ毛皮の帽子は、取り扱う店も品揃えも、夏に比べて格段に多くなっていました。日本ではあまり見られなくなった毛皮製品ですが、ここではミンク、アザラシ、クロテン、マスクラット、キツネなど、いろいろな動物のものが売られていました。
自由市場では様々なベリー類がバケツや瓶に入れられて売られていました。そのまま食べたり、ジャムにしたり、その用途は様々だそうです。
日本ではあまり食べられることのない、ナナカマドの実を売る婦人。ジャムにして普通に食べられているそうです。
コリアンフードのお店。本格的なキムチやナムルが所狭しと並んでいます。味の方も絶品です！
木の実に加えて、キノコ類も旬を迎えています。こちらはブルーベリーとモミタケを売る方たち。
小さなお店にもかかわらず、ずらりと並んだ洋酒。 中段の透明ボトルはロシア名物のウォッカ。最近ではシラカバの樹液やコケモモの果汁が入った物なども売られています。
市内の公園で、遊園地の定番アトラクション「コーヒーカップ」を見つけました。でもどこか普通と違う？ よく見るとカップはワイングラスのようにも見えるし、オートバイや木馬も一緒に回っています。 さらに真ん中には大きなマトリョーシカが！