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スラリーに落ちたタンチョウ 日曜日の朝、標茶町でタンチョウがスラリータンクに落ちている!との連絡がありました。スラリータンクとは、家畜の糞尿を肥料として利用するために、液状のまま発酵貯蔵するプールのような設備です。タンクの深さは2m近くになるところもあります。タンチョウは餌を求めて入ってしまうと、通常の湖沼とは違い、翼や体にべったりと糞尿がついてしまい、飛び立つことも抜け出すこともできなくなってしまいます。今回は発見が早く、環境省職員、酪農家さん、地元消防団員さん達が総出で救出作戦を展開し、なんとか生きている状態で捕獲することができました。 |
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丹頂は皮膚の色 鳥にとって羽毛は、体温を保つための大事な装いです。体力回復のための応急処置の後、汚れを温水シャワーで洗ったのですが…白いはずの羽がまだちょっと茶色ですね。しかし体力がまだ完全ではないので、段階的に洗うしかありません。タンチョウのトレードマークでもある頭の赤い部分は、羽根の色ではなく、露出した皮膚の血管が透けて見えているのですが、写真では汚れでちょっと解りにくいでしょうか。 この個体はセンターで鳥インフルエンザの検査などを終えた後、釧路動物園に搬送されました。 |
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