4度目の正直?

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保護した鳥(猛禽類)

4度目の正直?

 2004年に浜中町で保護収容され、治療とリハビリを施して放鳥したにもかかわらず、その後合計3回も別の原因や場所で再収容されたオジロワシがいます。
今回、4度目の野生復帰にチャレンジするため、リハビリの最終段階として奥行き40mの大型フライングケージに移されました。

呼び覚まされる本能

 このオジロワシにとって、近年新しくできた大型ケージでリハビリを行うのは初めて。野生で生き抜く力を身に付けるため、少々スパルタンなメニューをこなしてもらう予定です。久しぶりに広い空間に放たれたワシは、しきりにケージ横の池を泳ぐカモを凝視し、忘れかけていた野生の本能が呼び覚まされようとしているようにも見えます。

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