エゾフクロウを保護
エゾフクロウが保護されました
釧路市内でエゾフクロウが保護されました。カラスに襲われていたところを市民に保護され、センターに運び込まれました。色々な検査をしましたが特に異常は認められませんでした。どうやら餌を探し回っているうちに朝になり、カラスに囲まれて身動きが取れなくなってしまったようです。

風切り羽の秘密
フクロウの体には狩りをするための様々な仕組みが備わっています。翼にある風切り羽の縁には細かい毛が生えており、羽ばたきの音を消した状態で獲物に飛びかかることができます。この仕組みは新幹線のパンタグラフの騒音防止にも応用されているとのことです。

大きな耳の穴
フクロウの顔にも秘密があります。大きな目は暗闇でも獲物を探すのに役立ちます。また、側頭部の羽毛をかき分けると大きな耳を見つけることができます。フクロウの耳には人間のような耳たぶはありませんが、パラボラアンテナのような形をした顔が集音装置の役目を果たし、獲物のたてる微かな音も聞き取ることができます。

放鳥しました
経過観察のため一日療養したエゾフクロウは、野生生物保護センターの前から湿原に面した林に向かって飛び立って行きました。
もうカラスに見つかるんじゃないぞ!
