改築した訓練施設で
改築した訓練施設で
先月改修工事が終わったばかりのフライングケージで、オスのシマフクロウが野生復帰のためのリハビリテーションを行っています。
給餌池には、いつもよりやや少なめのヤマメが放流され、池に注ぐ水の量やしぶきの方向を頻繁に変えることによって、厳しい自然の中でも上手く餌捕りができるように日々トレーニングを積んでいるのです。

訓練は最終段階
このシマフクロウは、交通事故で頭を強打し生死の境をさまよった末に、何とか一命を取り留めた鳥で、野生復帰目前にまで漕ぎ着けたことはまさに奇跡的です。
現在はリハビリの最終段階として、深場での魚捕りと段差のある岸への上陸を練習しています。毎晩遅くまで暗視カメラで上達具合をチェックしている私達も、思わず「ガンバレ!」と叫んでしまうことが度々あります。
