オジロワシ野生復帰
野生に帰りました(2008年3月15日収容のオジロワシ)
美幌町にて道路にうずくまっていたところを保護されました。個人の動物病院にて一時的に収容して頂いているとの連絡を受け、当日中に個体を引き取りWLCへ移送しました。骨折はないものの、吐血が見られ、両目をつぶったままの 沈鬱状態であることから、交通事故に遭遇し、頭部を強打していると考えられました。さらにレントゲン検査の結果、首の付け根に直径約4mmの散弾が撃ち込まれていることが、明らかとなりました。

放鳥後の様子 (2008年10月3日)
銃撃による傷はすでに治癒しており、散弾も個体の現在の健康状態に悪影響を及ぼすものではありませんでしたが、絶滅の危機に瀕した野生動物までもが標的にされている現実は、とてもに残念なことです。
半年間にわたる治療やリハビリを経て、2008年10月3日に無事に野生復帰しました。
