巣から落ちたスズメの雛
身近な鳥
皆さんにとってスズメといえば最も身近な野鳥の一つ、という印象があると思います。先月、巣から落ちたと思われるスズメの巣内雛が救護され、センターにやってきました。

スズメの巣
スズメの巣というと、どのようなものを想像されるでしょうか。今回救護された場所に巣を探しに行ったところ、電柱頂上のパイプ内にスズメが営巣しているのを見つけました。実は最近このようなスズメの営巣の仕方は珍しいものではありません。

減っている??
ここ数十年でスズメの数が大幅に減ってきているという報告があります。その背景の一つには集合住宅の増加など、スズメが営巣しにくい環境になってきているという説もあります。

いつまでも身近な鳥で・・・
もともと営巣には適していない場所で雛を育てるため、雛の数が減ったり、雛が巣から落ちやすくなったりするというマイナス面も考えられます。スズメがいつまでも身近な野鳥として、安全に住める環境を増やしたいですね。
