捕獲・保定実習

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研修・講習・講演会

捕獲法の説明

先日、環境省を対象に大型猛禽類の救護についての講習を猛禽類医学研究所で行いました。最初に渡邊獣医師が弱った猛禽類を発見した時の対応について説明し、その後リハビリテーターの吉田から実際に野外で傷病個体を発見した時の捕獲方法・注意点、また猛禽類が動かないようにしっかり抱える(保定)方法についての説明を行いました。

いざ、捕獲・保定!

講義の後、飛べないなどの理由で野外には放せなくなった終生飼養のワシを捕獲対象として網で捕獲し、安全に保定するまでの一連の流れを実践してもらいました。

捕獲成功

ワシの想像以上の大きさ・重さ・パワーに驚いていた方もいましたが、皆さんスムーズに作業できました。

終生飼養のワシたち

野外で傷ついた猛禽が発見されてから猛禽類医学研究所に運ばれてくるまでにいろんな方の協力があり、命のリレーがあります。野外で傷ついた 個体を少しでも早く治療できるように、不運にも終生飼養となってしまったワシたちもこうした実習に協力してくれています。

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