嘴のメンテナンス
嘴が伸びてきた?
このオジロワシは去年の4月ころ道路脇に動けないワシがいると連絡が入り、収容に向かいました。
その時には既に上嘴が欠損しており、重症の個体でした。
しかし、今では元気を取り戻し、ご飯をもりもり食べてくれます!
ただ、上嘴がないため、下嘴が伸びてしまいました。
そこで本日はこの子の嘴をメンテナンスします!

ご飯が食べづらい…
まずは今の状態をご覧ください。
下嘴の先端が内側に伸びていて、湾曲しているのが分かります。
最近はここに餌が挟まってしまうことが多くなっていました。
そこで今回はその湾曲を解消するため、嘴を削っていきます!

時間との勝負!
嘴を削る際、どうしても保定をしなければならないため、個体への負担は避けられません。
そのため、どれだけ早く終わらせられるかがカギとなります。
1人が個体を保定し、1人が嘴を削っていきます。
その際、個体がケガをしないよう慎重に行います。

メンテナンス終了!
数分後…メンテナンス終了!
湾曲していたのが無事なくなりました!
まだ、長さなど全ては解消されていませんが、長時間するのは個体への負担が大きいため数日に分けて行っていきたいと思います!
これでご飯は食べやすくなったかな?
