鳥見納め、鳥見初め

執筆：安達光

令和元年、鳥見納め

年末の休みの日に十勝方面へ野鳥を探しに行きました。
川沿いに移動していると飛んでいるオオワシを発見しました。
幸先の良いスタートかと思い河口を目指しましたが・・・。

河口付近に到着すると、海が荒れるほどの強風が吹いており、カメラや双眼鏡を構えるのも一苦労でした。
砂浜に点在していたワシ達は、強風にあおられながらたたずんでいました。
そんなワシ達を眺めて、2019年の探鳥は幕を閉じました。

お正月休みには千歳方面へ出かけました。
こちらは岸の上でリラックスモードのオオハクチョウ。
他にも周囲にはたくさんのカモたちが羽繕いなどをしていました。
自然界にお正月はありませんが、どこかいつもより穏やかな雰囲気に感じられました。

少し離れたところには、「小さな猛禽」と呼ばれるモズがいました。
遠目に発見したときは一瞬オオモズかと思いましたが、どうやら越冬個体のようです。
雪不足の冬とはいえ、長時間屋外で観察するには厳しい寒さでした。
そのような環境の中でものびのびと暮らしている彼らの姿に癒された年末年始でした。