ビンドウ作り
小魚がほしい
タンチョウの幼鳥が一時収容のためセンターにやってきました。
食事をさせたいのですが、センターにある魚ではこの子にとっては大きすぎるという問題が発生しました。
小さい魚がほしい…。ということで、センターの裏にある池で魚を捕ることになりました。
そのために「ビンドウ」というペットボトルの仕掛けを作ります。

ビンドウ作り開始
必要なものは、ペットボトル、ビニールひも、誘引餌、ダブルクリップです。身近にあるもので作れて、作業もとても簡単です。
今回は、インターン中の学生達に手伝ってもらいました。自分が一番多く魚を捕るぞと皆さん真剣に作っています。
誘引餌は、金魚や熱帯魚の餌、赤虫、魚の切り身、ミミズ、さきいかを使いました。
一番魚が食いつくのはどの餌なのでしょうか。それも楽しみです。

池に仕掛ける
いよいよ作ったビンドウを仕掛けます。仕掛ける場所も悩みどころですが、魚がいそうなところを狙います。
私は岸から数十センチ離れたところに沈めましたが、結構遠くに仕掛けている人もいました。どちらの方がたくさん捕れるのでしょうか。
午後に仕掛けて、翌朝、釣果を確認します。

結果は…
翌朝、確認に向かいました。魚が逃げてしまわないようゆっくりビンドウを引き上げると…
かかっています!20匹弱ほどの小魚がビンドウの中に入っていました。
全員で仕掛けたビンドウの数は9個で、魚は44匹捕れました。思った以上の釣果にみんなご満悦。
仕掛ける場所はあまり関係ないようですが、誘引餌は「さきいか」が人気でした。
捕れた小魚は早速タンチョウに給餌したところ数匹食べてくれました。
収容されてくる鳥も種類によって食べるものが異なるので、その都度工夫していかなくてはいけません。餌一つとっても学べることはたくさんありますね。
