生息に適した環境の調査

執筆:東川翔太

当番日記

調査日和の晴天

希少猛禽類の生息に必要な環境を探すため調査地を訪れました。調査日和の気持ちの良い晴天です。個人的には雨も好きですが、今回は河川周辺の環境調査なので、雨だと増水の危険もあり時々中止となる場合もあります。

護衛ハンター2名の同行

調査を行うメンバー以外に頼もしい方々が同行してくださいました。地元の猟師さんです。調査地周辺では熊の出没が多く、いつ出くわしてもおかしくないそうです。地域住民の方々は、羆の目撃情報を聞いても、「ふ~ん、また出たのか」の一言で特に驚きはないようでした。とは言うものの、実際に羆と遭遇すると危険なので今回も同行していただくことになりました。

調査によって守られる環境

今回は河川周辺の踏査なので、歩けるところは河川内を胴長を履いて歩きます。河川を歩いている時に、本州で調査のアルバイトをしていた頃を思い出しました。長年調査の仕事をしている方が「最近はこのような野生動物が住める河川や環境が減ってきていて悲しい」と仰っていた言葉を思い出しました。自分が年齢を重ねても野生動物が生息していける環境が残ってように、自分達が自然環境を健全なものに保つ努力がより一層大切だと思いました。

ここで何をしているの?

このように猛禽類が止まっていた場合は、どこに、どのような環境に止まっているか調べ、何をしていたか詳細にデータをとります。自分達がこういった自然環境を調べることによって、現在の豊かな環境が守られるといいなと思います。

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