交通事故のエゾフクロウ
危険な狩り場
11月の中頃、知り合いの方からエゾフクロウが持ち込まれました。道路脇で横たわっており、死んでいるものと思って近づいたところまだ息をしていた、とのことでした。
発見されたのは夕方だったので、きっと道路脇でネズミなどを狩っていたところを車と衝突してしまったのでしょう。

頭部を強打
センターに到着した当初は、目を閉じて頭が傾いており、頭部を強打した症状が出ていました。酸素室に入れて緩やかに保温し、安静にします。2日後には、まだ殴打した方の目は閉じていましたが、ちゃんと起立し反応もしっかりしてきました。

冬の森へ
治療の結果、順調に回復したエゾフクロウ。少し痩せていたため、リハビリによる体作りと同時に厳しい冬に備えた栄養補給をしてもらい、無事に森へと帰すことができました。
