現地視察(パトロール)
On-site inspection (Patrol)
事故発生現場周辺のモニタリングと評価
事故の発生した地点や、事故防止器具の設置等の環境整備を行った地域については、可能な限り定期的な現地視察を行い、事故の発生状況や設置物に対するメンテナンスの必要性を実際に現地で確認するようにしています。
また、事故の多発したエリアは、積雪による埋没や哺乳類による持ち去り等を考慮し、傷病個体や死体の損失および損傷ができる限り小さくなるよう、自主的な捜索や回収も行っています。通報による収容に至らなかった傷病個体も、現地視察により発見することができれば、その死因を精査し、被害の数に反映することが可能です。一つ一つの被害が、”なかった事”とならないようにしていきたいと考えています。
現場に赴いて、現地の環境の変遷や、搬送されてこない希少猛禽類以外への影響や被害の把握をすることも重要であり、周辺環境や事故そのもののに対する評価をより正確な内容にアップデートしていけるよう試みています。
