今日は小児科

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　5月初旬、まだあどけなさが残る若いハヤブサがセンターに担ぎ込まれました。根室市内の国道脇でカラスに襲われていたとのことで、比較的元気はあるものの、右翼に大きな外傷を負っていました。

思ったよりも重傷。。。

　受傷後それほど時間が経っていないらしく、生々しい血しぶきが翼の裏を真っ赤に染めています。皮膚は裂け、むき出しになった筋肉や腱は所々で切断されています。さらにレントゲン検査では肘と肩の部分に脱臼が認められました。

　収容された時の状況や怪我の具合から、この若いハヤブサは交通事故に遭ったと思われました。　血液検査などで手術に耐えられると判断されたため、輸液と全身麻酔を施しながら、裂傷と脱臼の整復を行いました。

　大きな手術に耐え、入院生活を送るハヤブサ。食欲は旺盛ですが、過度な体重の増加は足を痛めるので注意が必要です。翼に巻いたバンデージが取れ、少しずつリハビリを開始できるようになるまでは、しばらく時間がかかりそうです。ガンバレよ！