リハビリ中のシマフクロウ
フライングケージでリハビリ中のシマフクロウ
交通事故によって頭を強打し、瀕死の重傷で保護されたオスのシマフクロウ。重度の脳障害を負っていましたが、集中治療によって危機を脱しました。その後も、一般のシマフクロウに比べて反応が鈍い状態がつづき、病状が急変する事が心配されました。現在、ようやくシマフクロウ本来の行動を取り戻し、大型フライングケージの中で自活に向けたリハビリテーションに励んでいます。(写真:池の縁で魚に狙いを定めるオス)

魚捕りもだいぶ上達しました
シマフクロウの主食は生きた魚です。大型ケージの中には生きたマスが放された池があり、自然状態さながらにハンティングを行えるようになっています。また、ケージ内に設置された高感度カメラによって、研究室から上達の度合いを観察・記録できます。
食欲が旺盛になる春を迎え、観察するスタッフもしばらく寝不足の日々が続きますが、「嬉しい悲鳴」は私達にとって成果の証でもあります。(写真:池に飛び込み魚をつかむ)
