風蓮湖で野生復帰

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保護した鳥(猛禽類)

オオワシとオジロワシが風蓮湖で野生復帰しました

釧路湿原野生生物保護センターでリハビリを続けていたオオワシとオジロワシが、無事に野生復帰しました。 完全結氷した道東の風蓮湖では、厳冬期に氷下待網漁が行われており、商品価値の低い雑魚が副産物として氷上にもたらされます。これを狙い、毎年この時期、多くワシが湖周辺に集結します。採餌環境が比較的恵まれているこの場所で、今回2羽のワシを放鳥しました。

野生復帰しました

野生に帰ったオオワシは、交通事故で左膝を痛め、手術によって歩けるようになった鳥です(「猛禽類4」でご紹介しています)。オジロワシもまた、事故によって左側の上腕骨を複雑骨折し、手術によって飛べるまでに回復したものです。 これから始まる厳しい野生での生活に早く順応し、二度と同じような事故に遭わず、たくましく生きていって欲しいと願わずにはいられません。

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