ミサゴの不思議な足

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保護した鳥(猛禽類)

事故で南に渡りそびれてしまったミサゴ

2008年11月7日に道東の山間部で衰弱しているところを釣り人によって発見され、保護したミサゴの幼鳥です。左翼に打撲の痕が見られたことから、何らかの事故にあったと考えられました。ミサゴは夏になると北海道にも飛来して繁殖しますが、観察できる場所は限られています。
通常は本格的な冬になる前に、南方へと渡るのですが、その途中で事故に遭ってしまったようです。

ミサゴの不思議な足

ミサゴは生きた魚を捕食して生活しています。 滑りやすい魚の体を確実に掴むことができるように、足や指の皮膚は細かいウロコ状になっており、触ると鮫肌のようにガサガサしています。

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