無人撮影装置
無人撮影装置(暗視カメラ)
フライングケージ内でリハビリテーション(野生復帰のための訓練)中のシマフクロウは、人慣れを防ぐため、できるだけ人間が近づかないようして飼育されています。そのため、採餌行動の上達具合を確かめる際には、ケージ内に無人撮影装置(暗視カメラ)を設置して観察を行っています。

人間の目では暗闇に見える状態でも、活発に行動する夜行性動物の観察では、暗視カメラが特にその威力を発揮します。わずかな月明かりや星明かりを巧みに利用して、真っ暗な池の中から魚を掴み取るシマフクロウの様子が、躍動感あふれる写真となって記録されています。
