ベトナム調査第2弾
ベトナムチーム再結成!
ベトナムでの調査、第2弾に行ってきました。2009年同地に続くOIE(国際獣疫事務局)の鳥インフルエンザスクリーニングです。家禽と野鳥を調べるチームに分かれ、野鳥の捕獲とサンプリングを担当しました。

ラムサール登録湿地にて
調査は再び、ベトナム北部のXuan Thuy(シャンツィ)湿地保護区にて行われました。雨で道がぬかるんでいたこともり、首都ハノイから車で約5時間かかりました。ベトナムで最初のラムサール登録湿地であり、絶滅危惧種のクロツラヘラサギをはじめとする多くの渡り鳥にとって重要な越冬地です。

鳥はいずこ・・・
見渡す限りのマングローブ、干潟、そしてところどころに区画されたエビ養殖池があります。保護区は海に隣接し、干潮時にはより広大な干潟となり、野鳥にとって最適な採餌場となります。しかし私達にとってみれば広いがために、捕獲方法に頭を悩ませることになります。

日夜問わずの調査です
今回は100羽の野鳥のサンプリングを目指し、広くスクリーニングするために様々な種をターゲットにしました。鳥の習性に合わせて調査を行います。そのため昼間は小鳥、夜間はカモやシギ・チドリ類などの捕獲作業となり、まさに体力勝負です。鳥にも人にも安全であることを第一に心がけています。

作業は敏速かつ安全に
捕獲した鳥は、極度に弱ってしまわぬよう細心の注意を払いながら、迅速かつ安全に作業を行うべく、それぞれの専門家が作業を分担して行っています。今回は渡りや生態を調べるため、山階鳥類研究所の専門家の指導の元、ベトナムオリジナルのリングが用意され、捕獲した鳥達に付けられました。将来、日本を含め各国での渡り状況のデータが集められることが期待されます。

ベトナム料理はどれも美味です
日本で見ることのできないものも含め、様々な鳥と出会うのも楽しみでありますが、やはり何と言っても食事の楽しみは欠かせません。近くの食堂のおばさんが作りに来てくれるので、地元のベトナム料理が並びます。味付けもシンプルなものが多く、日本食に近い気がします。お陰で和食が恋しくなることはなく、何でもとても美味しく頂きました。
