ロシア_オオワシ調査1

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フィールドワーク・野外調査

観察されてる!?

より広範囲の調査を効率よく行うため、ゴムボートを駆使した海域からの環境調査を行いました。
好奇心旺盛なゴマフアザラシ達が、まるでモグラ叩きゲームのように、次々と海面から頭を出します。

王者の紋章

時々浜に上陸しては、周辺の状況を記録してゆきます。「陸の王者」の真新しい足跡が、砂の上にクッキリと残っていることも珍しくありません。隣に付いた自分の靴型を見て、現代人の足跡が一番面白くない!と感じてしまうのは私だけでしょうか?

子は跳ね回り…

海岸にヒグマの親子を発見しました。脅かさないように十分距離を保ちながら、洋上からそっと観察します。子熊は大量に打ち揚げられた昆布の上を跳ねまわって遊んでいます。

母は夢中で餌探し

一方の母熊は我関せず。こちらの存在を意識することもなく、何やら一生懸命餌を探しています。前夜の嵐で、何か大物でも打ち揚げられているのでしょうか?

嵐の置き土産!?

一日の調査を終えてベースキャンプに戻ると、人間も嵐の置き土産に与っていました。一晩にして千個以上ものホタテが浜に打ち揚げられ、ボート一杯分にも及ぶ収穫があったというのです。

漁師さんではありません

レンジャー達は慣れた手つきで貝を剥き、貝柱を取り外して行きますが、とても切りがありません。数時間かかってやっと一段落しましたが・・・食べる事はおろか、しばらくホタテを見たくもない様子。

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