鳥インフルエンザ講習

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研修・講習・講演会

脅威に備えて

例年より暖かな日が続いていましたが、先週から雪がちらつき始めいよいよ本格的な冬の気配がしています。WLCの周りでも、訪れる鳥たちが夏とは顔ぶれを変え、水辺が賑やかになってきました。冬は、越冬の為飛来する水禽類が多くみられる非常に楽しい季節ですが、同時に鳥インフルエンザの脅威が高まる季節でもあります。
猛禽類医学研究所では、環境省と連携して鳥インフルエンザの予防、対策に努めています。その一環として、今年も環境省を対象に鳥インフルエンザ講習会を実施しました。

 

皆で連携を

渡辺獣医師による鳥インフルエンザのレクチャーの後、発生現場で必要な防護服の着脱や、検査キットの使用法を実際に体験してもらいました。WLCのノスリとトビに協力してもらい、生体から簡易検査を行った際には、採材の難しさに苦戦の声が上がっていました。目に見えないインフルエンザとの戦いは非常に難しいものではありますが、鳥と人、そして環境の健康を守るためにも、日々のモニタリングや関係機関との連携をしっかりと行っていきます。


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