展示ケージの草刈り

執筆:沖山幹

当番日記

のびてしまった草を刈ろう!

初めまして!四月から新たに入社いたしました沖山と申します!
毎年、夏は至る所から雑草がたくさん生えてきます。釧路は夏が短いので、ここぞとばかりに雑草達も一瞬で成長し、あっという間に雑草だらけ…。
ワシ達のケージ内にも雑草がたくさん生えてしまいます。特にケージ内の雑草を刈らないと、万が一ケガをしていた際、ケガの箇所が草に隠れてしまって発見が遅れてしまったり、虫がわきやすくなったりと、ワシ達にも悪影響になってしまいます。
なので、毎年数度草刈りをしますが、今回は展示ケージの草刈りの様子をご紹介します。

ワシ達を見守り見守られて

いざ、草刈りを行います!ですが、草刈りの最中もケージ内にはワシ達がいます。
もしかしたら、ワシが急に飛び立ちこちらに向かってきて、人がケガをする可能性や、ふとした際、人が急な動きをするとびっくりして、慌ててしまいワシもケガをする恐れがあります。
なので、草刈り中も頻繁にワシ達を確認しつつ行います。
また、ケージ内に長時間いると、ワシ達のストレスにもなってしまいます。ですので、安全に、かつ手際よく行っていきます。

あと半分!

当日は暑く、人もワシも疲れてしまうので、いったん休憩。その際モニターで確認し、左と右を比べると綺麗になっているのがわかります。すくないかとおもっていましたが、意外に多くて大変です…。あともう一息!と、自分に言い聞かせて、休憩後も気を抜かないようにしっかり注意しつつ、草刈りを行います。

草を刈ってスッキリ!

草刈り終了!一枚目の写真と比べると、とても綺麗になりました。達成感がありますね!
今回のここの展示ケージは、先日リニューアルオープンいたしました、釧路湿原野生生物保護センターのバックヤードツアーにご参加して頂くと、ご覧いただけるケージになります。
ケージ内には、車や列車への衝突事故や、風力発電の風車への衝突の事故などの、様々な理由で搬送されてきたワシ達がいます。
その事故の際に骨折や、片翼を失ってしまい野生への復帰が難しく、終生飼育となってしまったのです。
ツアーにご参加いただくと、当スタッフがワシ達に関わることを、より詳しく解説いたします。是非お越しくださいませ。
…と、話が少しそれてしまいましたが、今回の草刈りは無事完了!今後も傷病鳥たちが過ごしやすい環境を作っていけるように努めていきます!

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