冬の調査
冬の調査
北海道の冬といえば“美しい雪景色”を思い浮かべる方が多いと思います。
そんな景色を見ながら私たちは調査を行っています。
今回は、冬の調査についてご紹介したいと思います。

装備
冬のフィールドで活動する際に気を付けなくてはならないのは積雪と寒さです。
普通の長靴や胴長では歩けないので“スノーシュー”(かんじき)を使用します。
その他、ヒートッテクは必須で靴下も3枚履き、帽子や手袋も手放せません。
歩き周る踏査であれば、まだマシですが定点調査や鳴き声調査のようにその場でじっとしている調査は寒さがシンシンと身に沁みます。

こんなに積もる!
ある調査地での様子です。
身長150㎝ちょっとの調査員がすっぽりはまってしまうほどの積雪です。
一見普通の地面に見えても、下が抜けている場合があるのでこのように落ちてしまうこともあります。

冬ならではの楽しさ
冬のフィールドは大変なことも多いですが、冬ならではの楽しみもあります。
まずは、オオワシが見られること。
他の季節にはほとんど見られませんので10~11月に渡ってきたオオワシは冬を知らせる風物詩です。
その他にも、多種多様な水鳥が見られます。
さらに雪は音を吸収するので夜行性の鳥の鳴き声もよく聞こえます。
寒さは堪えますが、寒い土地ならではの魅力もたくさん感じられます。
