砂利の搬入
春の大仕事
釧路の冬も終わりを告げ、春を感じる中雪の下から嫌なものが顔を出し始めました。
冬の間雪に埋もれてしまったエサのゴミです。
ワシたちは丸呑みできない魚などをちぎって食べるため、細かいゴミがたくさん出ます。
手で取れないような細かいゴミは連日降る雪に覆われてしまい、回収できないまま一冬を越してしまいます。
冬の間は冷凍されていたゴミも、このまま放置してしまうと腐ったりハエがたかったり、とても不衛生になってしまいます。
そこで砂利をケージ内に敷きゴミを埋めるという、春の大仕事が始まりました。

手作業で砂利を運びます
トラックで運ばれてきた砂利は、ケージの前に山積みにされます。
ケージ前の通路は狭いため、ここからは手作業です。
スコップで手押し車に入れた砂利をケージ内に運びます。
ゴミを埋めるだけじゃなく、雪解け水でどろどろになってしまった地面も覆うため、かなりの量の砂利を運ぶ必要があります。
砂利は見た目以上に重く、交代しながら運びますが、息が切れてどんどん口数が減っていきます。

砂利を隅々までならします
砂利運びと並行して、運ばれてきた砂利をならしていきます。
スコップでケージの隅まで運びならすのはこれまた大変な作業です。
この日作業をする6人の内4人が女性ですが、男性にも負けず頑張っています。
人の出入りや作業の音などはワシ達にとって大きなストレスとなるため、なるべく迅速に、ワシ達が暴れないよう気を使いながらの作業です。

ケージ内が綺麗になりました
砂利の搬入が終わりました。
衛生面ももちろんですが、ゴミや泥が埋まり、見かけも綺麗になりました。
ワシのケージは全部で4つあり、今日は2ケージ分作業を行いました。
残りのケージの内1つは草が生えているケージのため砂利は入れませんが、あともう1ケージ残っています。
筋肉痛に苦しむ研究員もいましたが、これもワシ達に快適に過ごしてもらうため。
あともう1ケージ分頑張りたいと思います。
