ワシバスツアー
バスツアー開催
2月11日に「実際に見れる!知れる!ワシバスツアー」を開催しました。
今回は釧路~根室を周るツアーで、野生のワシだけでなく、人間活動とワシとの軋轢を実際に見ることができるツアーを企画しました。
その軋轢とは、交通事故・感電事故・列車事故・風車衝突・鉛中毒などがあります。
実際にその現場となった地を見ながら、齊藤獣医師・小笠原獣医師がワシ達の現状を紹介しました。

ワシを見る
バスは、釧路駅を出て風連湖に向かいました。この湖では、「氷下待網漁」という伝統的な漁が冬に行われます。
漁師さんたちは市場に出せない魚を氷の上に投げていくので、それを目当てにワシ達が群がります。
ここで参加者の方々に野生のワシを見てもらいました。寒い中、参加者の皆さんは野生のワシに釘づけでした。

道の駅で休憩
ワシの姿を堪能した後は、根室の名物料理を堪能するため、道の駅スワン44根室へ向かいました。
ここでは、“エスカロップ(根室のご当地料理)”、“カキ釜飯”、“サンマのネギトロ丼”の3種類からお好みのものを選んでもらい、再び野生のワシを見ながら昼食休憩を取りました。
各テーブルでは他の参加者同士、会話が弾んでいる様子でした。こうした新しい出会いがあるのもツアーの良い所ですね。

ワシ達の現状を学ぶ
道の駅を出てから、道中で線路や風車、送電線などワシ達にとって脅威となり得るものをたくさん目にします。
そういったものを実際に見て、齊藤獣医師の説明を受けながら、いかに人間と野生動物が共生していくかを皆さんと考えました。
IRBJでも“環境治療”と称して事故防止対策を行っています。そういった活動も皆さんに知っていただく良い機会となりました。
私自身も企画から運営まで初めての経験が多く、大変勉強になるツアーでした。今回ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
