闇に鳴く神
ハート形の顔に真黒な目
2014年8月、センターに収容されたのはハート形の顔に真黒な目がチャームポイントのエゾフクロウです。アイヌ語ではクンネレクカムイと呼ばれ、闇に鳴く神を意味するそうです。

傷の容態
娯楽施設の防鳥テグスに絡まっていたとの報告を受け、その後に収容されました。報告を受けたのが朝10時ごろ、センターに収容されたのが11時ごろでした。前日の夜に絡まってしまい、半日に渡り不自然な姿勢のまま身動きが取れなくなっていたと推測されます。左肘は脱臼し、筋肉が傷ついてしまったため翼も開き切らなくなってしましました。残念なことに野生に復帰できるまでの飛翔能力は回復しませんでした。

エゾフクロウの足先
エゾフクロウはフクロウという種の亜種に当たります。フクロウは足先まで羽毛が生えているのが特徴です。

円山動物園に移譲
野生復帰できなかったエゾフクロウは2015年1月25日に円山動物園に移譲されました。新しい環境に早く慣れてくれることを願っています。
